Thursday, January 8, 2009

tetsuya's での最悪な日



かの有名レストランテツヤズで潜入できたラッキーな私なのですが、今でも忘れられない(哲也さんもきっと忘れてない)日があります。
その日は忙しい日っていつも忙しいのですが、ランチのサービスタイムのまっただ中に(レストランはプレップ/準備の時間とサービス/とにかく料理を出すのに集中する時間があります。そしてサービスタイムはもう戦争のよう。でもカフェ系のレストランなんかだと、ピーク時以外はいつでもサービスとプレップを同時進行。これがまたうざいんですね〜)あるシェフにオイスターソースを頼まれたので冷蔵室にせっせといってオイスターソースを探そうとすると、ずぼっとバケツに足を突っ込んでしまったのですね。よく見ると、それがオイスターソースのバケツ。。。靴とズボンの裾がオイスターソースまみれになってしまったのだけでもかなりげんなりなのに、オイスターソースも台無し。気の毒なシェフは上の倉庫まで走って取りにいってました。ああ、なんて役にたたないアタシ!とげっそりしながらそのまま日は暮れてディナーのサービスもほぼ終わる頃に、激怒した哲也さんがキッチンに登場。「今日カキ洗ったの誰だ!」と。。
ひええつ、私だ。。。お客さんからクレームがきたんです。カキの殻に砂がついてると。
「通の人はカキの殻ごと口につけてずるずるっとソースと身を飲み込むから殻もしっかり洗わないとだめだ」とこっぴどく叱られました。
私はその日カキを洗ってたのですが、身のほうにしか注意を払ってなかったんですね。殻ごと食べるなんてお下品だわ!とか思ってた私。殻はとげとげして痛いし〜洗えな〜いなんて言ってられません。以後は殻もよく荒い、殻ごとずるずるカキをいただいてます。
ということでその日はダブルオイスターの悲劇として今でも心に深く刻まれています。
哲也さんが本を出版したときに本をプレゼントしてくれたのですが、そこに”don't forget oyster" とのメッセージ。砂を食べたお客様と哲也さんスミマセンでした!

こちらが哲也さんの本、オーストラリアバージョンです。日本で出版されてるものと表紙が違いますね〜。ワタシはこっちのほうがスキ♡


この本を持ってる方、もししくは買う予定の方、もしくは立ち読みする方は138ページに小さく(てかほんとにチイサイので探すの大変!)ワタシの写真が載ってるので見つけてみてね!(この写真撮影があったころにはワタシはもう辞めていたんですけどわざわざ呼んでくれた哲也さんはやさしいんです)

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